カウンセリング

人間関係の悩みについて

「会社の人とうまくコミュニケーションがとれない」

「家族付き合いで疲れてしまい自分の時間が取れない」

「学校に行きたくない・・・どうしよう」

心理学者であるアドラーは『人間が抱える問題は、すべて対人関係上の問題である』と述べています。

人から嫌われたくない、いい人に思われたい、一人きりだと思われたくない、愛されていると感じたい

確かに人間関係上の悩みというのは根源的な悩みの本質なのかもしれません。

今回は他者との付き合い方について、公認心理師の視点から伝えていけたらと思います☝

人間関係の悩みについて

ここ数年必ずと言っていいほどランキング上位に来る名著『嫌われる勇気』。

皆さんも一度は聞いたことがあるんじゃないでしょうか?

嫌われる勇気は精神分析学の祖である『ジークムントフロイト』の弟子である『アドラー』の考え方に基づいて書かれた本です。

アドラー心理学は『個人心理学』とも言われ、個人と他者との人間関係を基に解決策を見出す方法です。

ここ数年悩みの解決はアドラー心理学に基づいたやり方を基本に行っている方が多いです。

現代における人間関係の悩みを解決する最適解が『アドラー心理学』という風に捉えていただけたらと思います

人間関係を円滑にするポイント

①課題の分離をできるようにする

課題の分離は『自分と他者の課題をしっかり分けて考えなさい』というものになります。

要約すると『他者の課題はいくら悩んでも解決しないから考えても時間の無駄です』という感じです(笑)

『自分が発言した言葉に対して、相手がどう思うかを考えても仕方がない』が真理です。

相手の考えは自分でコントロールできないからです。

もう少し踏み込んでいきましょう。

『彼女に嫌われないように高いプレゼントを贈った方がよいだろう』という行動も彼女がどう思うかは考えても仕方ないありません。

なぜなら喜ぶかどうかは彼女の課題だからです。

『他者を中心とした考え方』が悩みの大きな原因になり、また解決できない問題を生み出してしまいます。

課題の分離では『自分がどうしたいのか』と『自分と他者の課題を切り離す事』が重要です。

②今に集中する

過去は今存在しませんし、未来は今の積み重ねの結果になります。

今の自分の課題に集中することで『自分に必要な事』を行うことができ、結果的に未来につながります。

おいおいさっくりしすぎでしょ!という方にもう少し踏み込んでお話します(笑)

例えば未来の事を気にしてもどうなるかは時間軸の課題なので自分でコントロールできません。

自分の課題に集中するのが一番効率が良いという考え方に基づいています。

また過去は反省や思い出として使用するのはとてもいいことですが、後悔はただ時間を無駄に消費するだけです。

その時間があれば『今自分がしたい事・するべき事』をした方が効率がよいという考え方になります。

慣れてくれば生きるのがとても楽になります。

是非参考にしてください☺

③どんな行動にも目的がある事を理解する

D・カーネギーの『人を動かす』という名著の中で、『盗人にも五分の理を認める』という言葉があります。

物を盗む行為には『対象物が欲しい』『自分の心を満たしたい』という目的。

好きな人を映画に誘うのは『彼女にしたい』『好きな人と一緒に過ごしたい』という目的。

どんな方であろうと、意識、無意識に関わらず行動の先には『目的』があります。

人間関係の悩みを解決するのに『他者の目的』を理解できるようになることはとても重要です。

最後に

日本においてアドラー心理学はここ数年で一気に有名になった考え方です。

昔の日本では女性は家に残り家事をしなさい」「男性は仕事に行きなさい」という指標を国が出していたので、『どうゆう風に生きればよいのか』というのが分かりやすかったのです。

今は『個人がどう生きるか』を自分で考えなければいけない時代になりました。

自分がどう生きればいいのかわからない人には悩みが尽きない時代でもあります。

今の時代だからこそアドラー心理学の考え方が浸透したのかもしれません。