こんにちは!墨田区押上にある快活整体 Live Foreverです(^^)
この度変形性股関節症の影響で股関節付近に痛みが生じている方がご来店されたので、ご報告させていただきます!
理学療法評価

この方は3年前から股関節痛が生じており、整形外科を受診したところ変形性股関節症と診断されたそうです。
手術を勧められたそうですが、できるだけ痛みを悪化させなようにこのまま生活をすることを選択されています。
まず最初に痛みの程度、股関節の関節可動域と動きのスムーズさ、周囲の筋力を検査します。
痛みの程度は歩行時のNRSで7/10と強く、股関節の可動域は屈曲70°、伸展5°、内旋5°、外旋25°と制限もあります。
筋力はMMTにて中殿筋2、大殿筋3、腸腰筋3と低下がありました。
変形性股関節症の方は歩行時にトレンデレンブルグ徴候またはディシャンヌ徴候が多く見られます。

どちらも『中殿筋』という筋力が低下することで生じます。
それ以外の股関節周囲の筋力が低下しても歩行に異常が生じて、さらに痛みが悪化してしまうという悪循環に陥ります。
変形性股関節症の痛み改善には関節可動域の改善、緊張している筋のストレッチ、弱っている筋の強化が必要になります!
そして最後に適切な歩行に修正していくことも重要です。
リハビリ

まずは股関節の可動域拡大と周囲の筋のストレッチを行います。
この方の場合は骨盤を引き上げて歩行しているため、腰方形筋という腰痛の原因になる筋の緊張が特に強かったです。
可動域と緊張がある程度改善したら、ベッド上での筋力トレーニングを行います。
その後平行棒で踵上げ、スクワット、もも上げを行い最後にバランス訓練と歩容の修正を行いました。
この日だけでも痛みは7→4程度までには低下しました。
一度のリハビリだけで改善は難しいですが、数回行うことで疼痛のさらなる減少は見込めると思います。
また歩容が修正されるにつれて痛みが生じにくくなる生活を送れるようになると推測します。
最後に

変形性股関節症は適切なリハビリを行うことで大きな改善が見込めます!
手術を行いたくない方は特にリハビリは重要です。
適度にメンテナンスを行うことで関節の寿命を長くする効果もみられます。
同じような症状でお困りの方はお気軽に当院までご相談ください(^^)
また手術をした後の方も受け付けていますのでよろしくお願いいたします!