こんにちは。墨田区押上にある『快活整体 Live Forever』です(^^)
当院では変形性膝関節症や人工膝関節を入れた方のリハビリを行っています。
先日もここ数年右膝の内側の痛みが全く改善されない患者さんが来院されましたので、評価からリハビリの流れをお伝えさせていただきます。
理学療法評価

この方は変形性膝関節症と診断され整形外科でリハビリを行っていましたが、期間が終了となりリハビリを行える場所がないかと探し当院にご来院されました。
両足が内反変形、いわゆるO脚になっています。
手術したほうがいいと医師から言われたそうですが、できるだけ行わない方向で進めていきたいとのこと。
基本的に変形性膝関節症の痛みは軟骨がすり減り、滑膜という神経の豊富な部分に体重がかかり生じると言われています。
しかし、かなりの変形でない限りは滑膜が露出することはなく、実は関節による痛みが原因ではない場合があります。
多くの方は薄筋、ハムストリング、大腿四頭筋、大腿筋膜張筋という筋肉のバランスが崩れ痛みが出現しているのです。
今回のお客様も例にもれず上記の筋肉がとても緊張していました。
痛みの評価を行った結果、歩行時の痛みは8/10点。※10点は一番膝が痛い状態を基準にしました。
リハビリの短期目標は上記の筋肉の緊張緩和、ゴールは歩行時の痛み軽減としました。
リハビリ

まずは薄筋、ハムストリング、大腿筋膜張筋、大腿筋膜張筋のリラクゼーションを行い筋の緊張緩和を図ります。
次に筋肉が緊張している場所にアプローチをします。だいたいは股関節周りの筋力が弱っていることが多いです。
歩行を観察すると、ディシャンヌ歩行という破行が生じています。
中殿筋の力が弱いため、立位で促通を実施。
この日はこれでリハビリを終了。
痛みは6/10に減少、ディシャンヌ歩行にも改善が見られました。
この方は現在も通ってくださり、痛みは2〜3で落ち着き生活上の痛みで困ることは少なくなったそうです。
最後に

痛みを0にすることは難しいかもしれませんが、重度の変形でない場合はある程度の改善が可能です。
普段の歩行の仕方や姿勢が痛みを誘発させているので、やはりリハビリは大切だなと感じました。
少し専門用語が多くなってしましましたが、要約すると変形性膝関節症の痛みは構造の歪みや筋肉の過緊張が原因で生じることが多いということです。
もし「膝の痛みを治したい」「もっと楽に動けるようになりたい」という希望をお持ちの方はぜひ『快活整体 Live Forever』にご連絡ください(^^)