脳卒中

被殻出血でご来院された50代男性

こんにちは!墨田区にある快活整体 Live Foreverです(^^)

当院では脳卒中の方に対する自費リハビリを行っております。

今回は被殻出血の後遺症で悩まされている方がご来店されたのでご報告させていただきます。

理学療法評価

こちらの方は5ヶ月前に【被殻出血】を発症し急性期病院へ1ヶ月間入院。その後回復期病院に4ヶ月間入院しご退院された方です。

【短下肢装具】と【T字杖】を使用して屋外の歩行が可能ですが、さらなる歩行レベルの向上とパソコン業務を行えるようにしたいためご来店されました。

片麻痺の評価を行うと【下肢】に比べて【上肢】の隨意性がとても低く痙性も強いです。

【感覚障害】と【高次脳機能障害】はありませんでした。

脳卒中を発症して屋外移動をする機会が減少していることから、麻痺とは別に【筋持久力】と【筋力低下】がADLの制限にかなり影響していると思われます。

まずは使われていない筋肉を促通して動作を学習し、日中の活動量と活動範囲の拡大を目指す必要があると判断。

短期目標を【麻痺側の随意性向上】【廃用の筋力改善】とし、ゴールを【屋外移動の範囲拡大】【上肢の実用性向上】に設定しました。

リハビリ

まずはベッドの上で【麻痺側のストレッチ】【上下肢の筋力トレーニング】を行います。

麻痺側は【隨意性】が乏しいため、私が方向を誘導したり介助を行いながら動作を学習していきます。

次に【座位姿勢】を整えていきます。

【座位姿勢】は【立位姿勢】とくらべて下肢が安定した状態で【体幹のコントロール】【バランス能力】を向上させることが可能です。

座位姿勢が乱れていると立位姿勢や歩行動作にも悪影響を及ぼすのでかなり重要なポイントになります。

次に平行棒で【立位のバランス練習】と【段差を使用したステップトレーニング】を行っていきます。

【麻痺側にきちんと体重を乗せること】で立位姿勢と歩行動作の【安定性】を向上させることが可能です。

また【ステップトレーニング】は歩行の際に足を踏み出す能力を高めることができます。階段昇降においても応用が効くのでとても便利なトレーニングです。

最後に【装具】を外した状態とつけた状態での歩行を観察しこの日は終了となりました。

最後に

いかがだったでしょうか?

麻痺だけが【日常生活動作】に影響しているわけではなく、単純に筋肉が弱くなっている事も原因かもしれません。

脳卒中のリハビリでは様々な視点で原因を評価することが大切です。

【脳卒中の症状】はどの時期でもリハビリを行うことで能力を向上させることが可能です。

「もう遅いんじゃないかな…」と諦める必要はありません。

同じような脳卒中の症状でお悩みの方はぜひ当院までお気軽にご相談ください(^^)

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