腰痛

女性に多い腰痛の原因は6つ!対策も含めて理学療法士が解説

当記事では女性に多い腰痛の原因と対策をお伝えさせていただきます。

女性は腰痛になる人が多いみたい。何かいい対策はないかしら?

女性に多い腰痛の原因と対策を分かりやすく解説するよ!

実は腰痛が男性よりも女性の方に多いというのはご存知でしょうか?

男性のが多いと思ってたな〜。

ちゃんと国のデータでもわかっているよ!

厚生労働省の調査によると男性で 25%前後、女性で 30〜40%と女性に発生頻度が高いことがわかっています。

ではなぜ女性に腰痛の発生が多いのか…それは腰痛になりやすい原因が女性に多いからです!

女性に多い腰痛の原因は6つ!

女性に多い腰痛の原因は6つあります!

6つもあるのね〜。とっても気になる!

しっかり原因を把握することが大切だよ!

まずは腰痛の原因から探っていきましょう!

妊娠・出産による体型の変化

女性は妊娠・出産をする際に体型が大きく変化します。

体重が増えると脊柱起立筋や多裂筋といった身体を支える筋肉に負担がかかり腰痛になりやすいです。

確かに体型が大きく変わるとからだに負担はかかるわよね。

急激な変化になかなか耐えきれないんだ。

また、お腹が出っ張ると腹筋や股関節の働きが制限されこちらも腰痛の原因に

出産に伴う骨盤の歪み

出産をする際に女性の骨盤は大きく広がります。

骨盤は3〜4ヶ月かけて元の大きさに戻るといわれてますが、骨盤の位置がずれて戻ると歪んだ状態になり腰痛の原因になります

骨盤には神経がいっぱい通ってるから、少しの歪みでも腰痛が出現しちゃうんだ。

ヒールを履くことによる反り腰

ヒールを履くと踵が上がるので重心が前方に変位します。

そのままだと前に転んでしまうので、背筋を緊張させる防御が働き反り腰に。

反り腰になると、

  • 脊柱起立筋や多裂筋といった背部の筋肉が緊張する
  • 椎間関節がぶつかり炎症を引き起こす

という理由で腰痛の原因になってしまいます。

確かにヒールを履くと反り腰になるのよね。

ピシッと歩こうとする意識と重心の関係でなりやすいんだ。

生理や更年期による女性ホルモンの乱れ

女性は生理や更年期といったホルモンバランスの崩れやすい時期が存在します。

ホルモンバランスが崩れると痛みや怠さを感じやすく腰痛の原因になるといわれています。

確かに調子の悪い時は痛みも感じやすくなるのよね。

痛みの感じ方は心理面からも影響されるからね。

男性よりも筋力が不足している

女性の筋肉量は男性と比べて上半身は5割、下半身は7割程度といわれています。

少ないのはわかっていたけど、思っていた以上ね。

筋肉量が少ないと背筋の負担が大きいので腰痛を引き起こしやすいです。

また女性は男性と比べて運動量や機会も少なくこちらも腰痛になる原因と言われています。

女性は筋力不足で腰痛になる事が多いんだ。

冷え性の方が多い

女性は約7割の方が冷え性といわれており、男性よりも女性の割合が多いです。

冷え性じゃない女性のほうが少ないイメージよね。

まさにその通り!普段から運動をする人以外はほぼ冷え性なんだ。

冷え性になると筋肉がこり硬まり腰痛を発症しやすいです。

女性の腰痛の対策

腰痛は原因ごとに正しく対策しないと効果が半減してしまいます。

こちらでは女性に多い腰痛の対策についてご説明していきます!

妊娠・出産に伴う腰痛への対策

妊娠・出産に伴う腰痛には、普段の動きと姿勢の癖を見直す事が効果的です。

  • 椅子に座る際、背中にクッションを敷く
  • あぐらで座るようにする
  • 立ち上がる時にしっかり膝を曲げる+何かにつかまる
  • ゆっくりと動き出すようにする
  • 料理やお仕事の際の立ちっぱなしを避ける
  • 靴は履きやすく動きやすいものを選ぶ
  • 腰が痛いときは背中を暖めるようにする

上記の対策がおすすめになります。

骨盤の歪みに伴う腰痛の対策

出産後の腰痛は骨盤の歪みが原因の可能性が高いです。

骨盤の歪みによる腰痛の対策は骨盤ベルトが効果的です。

  • 骨盤の緩みを防いでくれる
  • 骨盤が元の形に戻ろうとする作用を助けてくれる
  • 身体を支える筋肉の負担を減らしてくれる

出産後の骨盤はどうしても緩みがちになるので、骨盤ベルトは必ずしたほうがよいです。

整体による骨盤の調整も腰痛の対策になります!

  • 筋肉の左右差を調整してくれる
  • 弱っている筋肉に刺激を入れて骨盤の緩みを防いでくれる
  • 痛みの原因である筋肉の張りを緩めてくれる
  • 仙腸関節の位置を修正してくれる

骨盤調整は国家資格を持っているセラピストのいる整体院で行ってもらうのがおすすめ。

下手に骨盤調整をしてしまうと腰痛が悪化してしまう可能性があるためです。

理学療法士や柔道整復師さんがいるところを選んでいただければ、痛みが強くなるというリスクも低くなります。

ヒールを履くことによる腰痛の対策

ヒールを履くことによる腰痛は反り腰への対策が有効です。

  • 普段から腹部に力を入れるようにする
  • ヒールを履く頻度を減らす
  • 家から帰ってきたらストレッチをする(特に脊柱起立筋や多裂筋)
  • 座りながら骨盤を前後左右に動かす体操を行う
  • ふくらはぎをマッサージする

ヒールを履く機会が多いほど腰痛になりやすく、履く機会はできるだけ絞るようにするのがおすすめです。

女性ホルモンの乱れによる腰痛の対策

生理、更年期の影響で腰痛が生じている場合はホルモンバランスを整えるのがおすすめです。

  • 規則正しい生活を心がける
  • 夜にリラックスできる環境を作る
  • お風呂にゆっくり浸かる習慣をつける
  • お酒やたばこを控える
  • ストレスを溜め込まないようにする

また、生理や更年期の症状はお薬で軽減させることが可能です。

今はお薬で症状をおさえることが可能なんだ。

なかなかホルモンバランスが整わない場合は、試しに婦人科にかかってみるのもおすすめです。

筋力不足や冷え性による腰痛の対策

ジョギングする女性

筋力不足や冷え性による腰痛は運動習慣をつけることで軽減させることができます

無理にトレーニングを行うと腰痛が悪化してしまう可能性があるので、適度な有酸素運動がおすすめになります。

  • ランニング
  • サイクリング
  • 水泳
  • ピラティス
  • ヨガ

有酸素運動は全身への酸素供給を良好にしてくれるので、腰痛になりづらく疲れにくい身体を作ることが可能です。

まとめ:女性に多い腰痛は原因ごとに対処しよう

女性は思いもよらない原因で腰痛になることがあります!

しっかりと原因を把握して自分に合う対策をする必要があるな。

女性は大変なのよ〜。

原因をしっかりと判別し、適切なをとることが腰痛を緩和させるコツです!

腰痛予防もかねているので、自分に当てはまっている原因があれば今すぐ対処をしていきましょう。

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