こんにちは!墨田区押上にある『快活整体 Live Forever』です。
「股関節を動かすとコキンコキンと音がする」
「だんだん歩いていると股関節が痛くなってくる」
「気になってお医者さんに聞いみたら変形性股関節症といわれた」
変形性関節症の中でも膝と並んで多いのが股関節です。
今回は変形性股関節症の症状と対策についてご説明させていただきます。

変形性股関節症について
変形性股関節症とは基礎疾患や加齢に端を発して股関節に変形が起こる疾患です。
関節ヘルペスやリウマチを病原とする二次性股関節症と、加齢に伴い発症する一次性股関節症に分類されています。
日本では二次性が多いと言われていますが、高齢化の影響で一次性も増加傾向にあります。
女性に多く、進行すると人工股関節全置換術などの手術を必要とすることもあります。

変形股関節症の症状
変形股関節症は特有の症状が出現します。
以下に特徴的な症状をあげさせていただきます。
股関節の痛み
変形股関節症になると軟骨がすり減り、股関節の痛みが生じます。

特に股関節を動かすときや、歩くときに痛くなる特徴があります。
また痛みにともない、動かすときに異音(ゴリゴリ)が生じることも多いです。
軟骨のすり減りは年数が経つに連れ進行するため、痛みが悪化する傾向にあります。
股関節の可動域制限
変形股関節症になると周囲の組織が固くなり、股関節の可動性が低下します。

関節の可動域が制限されることで生活範囲が狭まり、動かなくなるためさらに関節が硬くなってしまいます。
なるべく関節が硬くならないように、適度にほぐすように心がけることが大切です。
足の筋力低下
変形股関節症になると、股関節周囲の筋肉はもちろんおしりや膝周りの筋力も低下します。

関節の位置が悪いことによる形態的な面と、活動範囲の制限によるロコモティブシンドロームの影響です。
足の筋力が低下すると、さらに関節に負担がかかるという悪循環になります。
歩き方の変化
痛み、可動域制限、筋力低下が重なると、歩き方が悪くなってしまいます。

専門用語だとトレンデレンブルグ徴候やディシャンヌ徴候と行った特徴がみられるようになります。
歩き方が悪いままだと、さらに症状が悪化してしまうので注意が必要です。
変形性股関節症の対策
体重を減らす
変形性股関節症は体重負荷による影響を受けます。肥満体型になっていると変形性股関節症の発症頻度や進行スピードが早いと言われています。
股関節に負担を書けないためには『痩せる』という対策が有効になります。

股関節周囲の筋をストレッチする
股関節周囲の筋は硬くなりやすく、緊張が高いと筋肉痛が生じます。
特に大殿筋、中殿筋、梨状筋など、おしりの筋肉が硬くなりやすいので定期的にストレッチを行うのがおすすめです。また大腿四頭筋やハムストリングスなど、膝関節の動きを担当する筋肉のストレッチも並行して行いましょう。

いい姿勢を心がける
猫背や反り腰など、身体に負担がかかる姿勢をしていると股関節の変形が悪化してしまう要因になってしまいます。また歩く際に脚が過度に開いていたり、閉じたりしていても負担が生じてしまいます。
姿勢を整えて肩から脚まで真っ直ぐな線が通るように歩くことで、股関節症の進行を抑制することができます。

股関節周囲の筋肉を鍛える
股関節周囲の筋力はスポーツやトレーニングの習慣がないと弱くなりやすいと言われています。
特に腸腰筋、中殿筋、大殿筋という筋肉が弱ると、他の筋肉に負担がかかり股関節症を悪化させると言われています。
この3つの筋力トレーニングは日頃から行うよう心がけるのがおすすめです。
最後に
変形性股関節症をずっとほっといてしまうと症状が悪化して、最終的には人工股関節全置換術という手術を選択せざる負えない可能性もでてきます。
上記の対策を日頃から行っていただければある程度予防は出来ますので是非参考にしてみて下さい!
当院でも変形性股関節症に対するアプローチは可能なので、症状にお困りの方はお気軽にご相談してください(^^)