脳卒中

くも膜下出血の後遺症

こんにちは!

快活整体 Live Foreverの木村亮介です(^^)

この記事を見ている方はセラピストの方、ご自身や身内が【くも膜下出血】になってしまった方が多いと思われます。

「くも膜下出血はどんな後遺症がある?」

「リハビリでどの程度よくなるの?」

「介護とかも考えないといけないのかな」

切実な悩みだよな

自分も家族も辛いところがあるわよね

今回はそんな【くも膜下出血】の後遺症に関するお悩みについて主に解説させていただきます。

私がご説明します!

くも膜下出血について

脳には硬膜、くも膜、軟膜という3つの膜があるのですが、くも膜と軟膜の間にあるくも膜下腔という場所に出血が生じるのをくも膜下出血と呼びます。

突然の激しい頭痛や意識障害で発生する事が多いです。

大動脈に【脳動脈瘤】というコブができ、それが破裂して生じるケースがほとんどです。

クモ膜下出血は出血の程度や場所によって症状が変わります。

後遺症は発症〜治療までの時間、出血の程度や場所、年齢によって変化します。

治療までの時間が短かったり出血の程度が軽いと後遺症の可能性が低くなるので、頭の違和感や普段の頭痛とは違う痛みを感じる場合はすぐに病院にかかりましょう。

違和感を感じたらすぐ病院にかかるのが重要だぞ

色々な要因で後遺症の残り方が変わるのね

発症初期には脳内への出血や脳血管の痙攣(脳血管攣縮)による脳梗塞が発生し神経症状が生じることも。

出血による圧迫や二次的な脳梗塞が【手足の麻痺】【感覚障害】【高次脳機能障害】という症状を引き起こす流れになります。

急性期がすぎても正常圧水頭症による認知症や歩行障害を呈することもあるので注意が必要です。※正常圧水頭症はきちんと手術すれば症状は完治します。

症状の詳細についてはこちらをご参照ください↓

くも膜下出血のリハビリ

くも膜下出血のリハビリは急性期と慢性期で対応が変わってきます。

急性期は意識障害や脳血管攣縮を引き起こしリスクが高いので、血圧や呼吸などの【バイタルサイン】を十分考慮する必要があります。

管理をした上でベッドで関節拘縮予防や座る練習から開始。

座る時も起立性低血圧を生じる可能性があるので頻繁にバイタルサインをチェックします。

バイタルサインが安定してきたら車椅子乗車を開始して【日中の座る時間を伸ばす】【覚醒の向上を促す】【立つ練習】といったリハビリを開始します。

座る練習や立つ練習は覚醒や筋力の向上が見込めるのでとても大事なリハビリです。

起きるだけでも立派なリハビリなんだな

寝ているときより脳に刺激が入るから回復速度も早くなるのよ

急性期が落ち着いたら症状と元々の生活レベルを考慮してリハビリが進めらます。

この時期に急性期病院からリハビリ専門病院に移ることが多いです。

身体能力が高ければ歩く練習や階段練習を行うこともあります。

リハビリ病院である程度生活できるレベルに到達したら退院となります。

ようやく退院か!久々に自宅に帰れるんだな

家に帰ってからもリハビリが大切なのよ

ただし先程述べたようにクモ膜下出血は後遺症が残りやすい病気です。

退院した後も外来や訪問でリハビリを継続するケースが多いです。

保険のリハビリは様々な制限があるので、頻度を多くしたい場合は当院のような自費リハビリに通われる方も増えています。

最後に

いかがだったでしょうか?

「あんまりよくならないのかな…」と思われた方もいるかもしれませんがクモ膜下出血は人により回復具合が異なります。

【必要な時に最善の行動を行えば回復する希望もある】ということです。

もちろん重症度や年齢も関係してきますが、何もしていないよりはリハビリを継続することで良い方向に確実に進みます。

「もう少しリハビリをしたい」

「リハビリをすれば動けるようになりそうだけど満足に受けられる場所がない」

上記のようなお悩みを持つ方は当院がお力になれるかもしれないのでお気軽にご相談下さい(^^)

私がサポートします!

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