脳卒中

脳梗塞の後遺症と対策を理学療法士が解説します!

こんにちは!

墨田区押上にある快活整体 Live Foreverです!

今回は脳梗塞の後遺症と対策についてお話していきたいと思います!

  • 「脳梗塞はどのような後遺症がおきるの?」
  • 「脳梗塞になったらもう治らないの?」

そんな疑問を解決していきます!

脳梗塞の後遺症

脳梗塞は血流不足により脳の領域がダメージを受けてしまう病気です。

脳は場所ごとで機能が違うので、脳梗塞は様々な後遺症が出現することでもよく知られています。

以下に脳梗塞で生じる後遺症を列挙させていただきます!

片麻痺

片麻痺は運動野という運動をつかさどる神経や脳細胞が障害されることでみられる症状です。

中枢神経障害とも言います。

右脳梗塞の場合は左片麻痺、左脳梗塞の場合は右片麻痺と反対側の上下肢に麻痺が出現するのが特徴です。

末梢神経障害と違うのは筋の緊張が亢進するという点になります。

道路に例えたイメージでいうと、末梢神経麻痺は道路が一部分断された状態、中枢神経麻痺は信号がなくなりずっと車が進み続けている状態と思っていただければと思います。

神経がずっと動き続けているので筋肉がoffの状態になりません。

高次脳機能障害

1番大きい脳は専門的に高次脳とよばれていて、そこが障害されることを高次脳機能障害といいます。

他の動物では見られない能力のため高次脳とよばれています。

右側に脳梗塞が起きた場合は半側空間無視や注意障害という障害。

左側に脳梗塞が起きた場合は失語、失行、失認という障害が生じます。

高次脳機能障害も左右で症状に違いが出ます。

感覚障害

感覚をつかさどる部位が障害されると感覚障害を引き起こします。

こちらは片麻痺と違い障害された側にも出現するのが特徴。

感覚は表在感覚と深部感覚に分かれています。

表在感覚は物に触れる時の触覚、痛みを感じる時の痛覚があります。

深部感覚は目で見なくても自分の手や足の位置をわかる感覚をいいます。

目を閉じていても立っていられたり自分の手足の位置がわかるのは、この深部感覚のおかげです。イチローさんの背面キャッチが分かりやすい例です。

表在深部のどちらか、または両方が障害されると、歩くときにふらついたり、ものをうまく持てないという症状がおきます。

運動失調

感覚障害

小脳に梗塞が生じると運動失調が出現します。

これは小脳が運動のコントロールを担っているためです。

麻痺がないのに目的の動作がうまく行えない場合は運動失調の可能性が高いです。

距離感がつかめない、手を伸ばしたときに指先が震えるといった症状も出現します。

認知症

脳梗塞になると所々の機能が障害される脳血管性認知症になることがあります。

まだら認知症ともいわれ感情失禁物とられ妄想という症状が出現します。

梗塞された領域とされていない領域の症状が人により大きく分かれるのでまだらと呼ばれています。

感情失禁は怒り、興奮、悲しみといった突発的な感情を押さえきれず暴れたり急に泣き出してしまう症状。

物盗られ妄想というのは根拠がないにも関わらず自分の持ち物が盗まれたと認識してしまう症状をさします。

後遺症の対策

リハビリをするセラピスト

脳梗塞の後遺症に対しては優先的にリハビリを受けることをおすすめします!

脳は壊死していないペナンブラと呼ばれる領域が存在しており、血流が回復すると機能も回復する余力を残していることが多いです。

また他の領域が壊死してしまった部分の機能を代償してくれることもわかってきており、どの時期でもリハビリである程度の回復をすることが可能といわれています。

使われていない筋肉や運動バターンの学習、痙縮の抑制、感覚やバランスの改善、歩行や日常生活動作の修正を行うのは理学療法士や作業療法士が。

構音障害の改善、失語の改善は言語聴覚士が得意な分野になります。

歩行補助具、コミュニケーション器具、介護サービスを利用する事で快適に生活できるようになることもあるので是非活用してみてください。

最後に

いかがだったでしょうか?

脳梗塞の後遺症はリハビリを行うことで回復させることが可能です!

一昔前まではリハビリを病院でしか受けれませんでしたが、今は自費リハビリという選択をすることも可能です。

脳梗塞はどの時期でも回復できる可能性があります。

当院でも脳梗塞のリハビリは可能なのでお困りの方はお気軽にご相談ください!

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