こんにちは!
快活整体 Live Foreverの木村亮介です(^^)
おそらくこのブログを見ている方は
「身内がパーキンソン病と診断された」
「だんだん身体が動かなくなっちゃうのかな…」
「パーキンソン病の症状はどうすればいいの?」
という方が多いと思います。
今回はそんなお悩みに対してパーキンソン病の症状や治療についてご説明させていただきます!
パーキンソン病について
パーキンソン病は中脳の黒質という場所から出るドーパミンが不足することで出現する疾患です。
アルツハイマー型認知症についで2番目に頻度の高い神経変性疾患といわれています。
パーキンソン病になると錐体外路という神経の通り道が障害され、自分の身体をコントロールすることが上手く出来なくなります。

以下がパーキンソン病の四大症候と言われているので詳しく解説していきます。
安静時振戦
ジッとしているときに手足がふるえる症状です。
緊張すると症状が強くでる傾向が。
【上肢】に一番出現しやすいですが【下肢】【頭頂部】【唇】でみられることもあります。
筋固縮
全身の緊張が高くなり、関節を動かすときにガクカクというような抵抗が出現します。
パイプを曲げたときのような、歯車を動かしたときのような感触に近いので【鉛管様】【歯車様】とも呼ばれます。
特に首を動かす運動時によくみられ、他にも体幹や四肢を動かすときにも観察されます。
動作緩慢
動き出しが遅くなったりうまく行えなくなる症状です。
ゆっくりしている様から【無動】【寡動】とも呼ばれています。
歩行時の影響として【すくみ足】【小刻み歩行】【腕の振りの減少】があります。
またパーキンソン病に特徴的な【仮面様顔貌】も顔面筋の動作緩慢によって生じる症状といわれています。
姿勢反射障害
パーキンソン病になると反射のスピードが遅くなるので、スムーズに動作が行えなくなったりバランスがとれなくなります。
他にも歩くスピードが速くなったり、乗り物が揺れた時にふらつきやすくなることも。
転倒につながり骨折というケースも少なくありません。

以上が特徴的な症状ですが他にも自律神経症状や精神症状が出現することもあります。
パーキンソン病の治療
パーキンソン病は進行性の病気であり完全に治せる医療はまだ確率されておりません。
ただ症状や進行を抑えるための薬は進歩しており、パーキンソン病の方の平均寿命もかなり伸びています。
パーキンソン病の治療ではドーパミン不足をおぎなうための薬物療法が中心であり、治療の要は【いかに自分にあった薬を使用しているか】です。
その上でリハビリを継続することが動けるようになるための大切なポイントになります。

パーキンソン病のリハビリは【全身の柔軟性を保つ】【リズムに合わせた運動を行う】のが基本です。
特に骨盤は上半身と下半身をつなぐ橋のようなもので、動きが悪くなってしまうと体の連動もつられて悪くなってしまいます。
セルフトレーニングでは【骨盤を前後ろ】【左右に回す】運動を日ごろから行うのがおすすめです。
また、歩くスピードのコントロールが上手くできなくなるので「1.2.1.2」とリズムに乗りながら動く癖をつけるのようにしましょう。
これは自分でも他の人に掛け声をかけてもらっても大丈夫です。

ちなみに当院でリハビリを行う場合は、最初に【体幹と骨盤の柔軟性】【姿勢】【パーキンソン症状】【神経症状】【歩き方】を評価します。
その後問題点に対して【ストレッチ】【筋力トレーニング】【バランス訓練】【姿勢と歩き方の修正】を実施。
最後に再評価を行い、今後のリハビリスケジュールの相談や自主トレ方法をお伝えさせていただきます。
最後に
先程も述べたとおり、パーキンソン病は『自分の症状に合った適切な薬を使用しているか?』が一番重要です。
自分に合っていない薬を使用している場合は症状が抑えられずリハビリも効果が薄れてしまいます。
「薬が効きすぎている」「しばらくたってもあまり効果を感じない」場合は必ず主治医の先生に相談してください。
その上でリハビリを行うと動きが改善される可能性があります。
当院ではパーキンソン病の症状に合わせたリハビリが可能なので、お困りの方はお気軽にご相談ください(^^)